2013年01月02日

2013年期待の彗星

2013年もっとも注目されるのが、2つの彗星パンスターズ(C/2011 L4)とアイソン(C/2012 S1)だ。パンスターズは3月10日、アイソンは11月29日に太陽に最接近し、大彗星になると期待されている。太陽の直径よりも太陽に接近するクロイツ群の仲間です。彗星が明るくなる要素は彗星本体の大きさ、太陽近くまで接近する軌道であること、地球に接近する軌道を持つことで決まります。写真のリニア彗星は昨年から地球に接近しており年の初めの今頃の今が一番明るく(8等級)なっています。0.3AU(1AU=地球と太陽との平均距離1億4959万km)まで接近しており望遠鏡で1分も観察していると星の間を移動している様子がわかります。1月1日の撮影は恒星追尾で6分間星は点だが彗星は棒状に伸びて写っている、今夜は彗星の動きに合わせた追尾で星が棒状に伸びている。  

Posted by studiolala at 20:52Comments(0)天文

2013年01月01日

2013最初の撮影

 夕方の薄明の中を南下する国際宇宙ステーションを見ながら望遠鏡ドームに入った。
今年最初の対象は接近中のリニア彗星(2012K5)約8等星にした地球に近いため6分間にも移動して棒状になってしまった。新しい小惑星を発見すると命名権を持つが彗星は発見者の名前で呼ばれる。LINEAR(リニア)はリンカーン地球近傍小惑星探査 (LIncoln Near-Earth Asteroid Research: LINEAR) チームが発見した。口径1mの広角望遠鏡2台をリモート運用して毎晩空の各区画を5回観測しており既に30万個以上の新しい天体を検出している。アマチュアが新彗星を発見できる機会は減っている。  

Posted by studiolala at 21:54Comments(0)天文

2012年12月31日

日の出何処が早い

石廊崎・関東の元旦の日の出をシミュレーションした。
日の出の時間を決める要素は緯度経度の他、観察場所の標高と空気の密度(気温)で決まる。
気温については全て同じ仮定とした。本州では銚子が一番早いはず!スカイツリーの展望デッキ(350m)の方が早いのでは?
結果は以下の通りです。
富士山山頂(3776m) 6時43分10秒
銚子(4m)       6時46分20秒
東京スカイツリー(350m)6時47分20秒
石廊崎(9m)        6時51分5秒
およそ標高が10m高くなると5.7秒早くなります。
  

Posted by studiolala at 11:27Comments(0)天文

2012年12月15日

同じ流星が見られる範囲

流星は、高度100km前後から光り始めて、高度50kmぐらいまでの所を飛んでいます。消えずに地上まで届くと隕石になります。

単純計算で言うと直角三角形のピタゴラスの定理、東京都心で頭上に見えた流星が、高度45度で見えるのは、都心から50-100kmの場所、高度30度で見えるのは、100km-200km圏。なので、おおむね「東京の天頂付近を流れた明るい流星が、大阪の空の端に見える」ような感じと思って構いません。写真は伊豆松崎で12月14日の19時52分頃に流れたマイナス3~4等星のふたご座流星群の軌跡です。デジカメで星や流星の写真を狙うかたも多くなりました、また別の目的で夜空の写真を狙っていてたまたま明るい流れ星が飛び込むこともあります。非常に明るい火球や隕石になるものであった時にこの写真が大いに役に立ちます。
国内で同時に三人以上の報告があると流れた軌跡を地図上に落とすこと更に宇宙を回っていた軌道を決定することも可能です。
大切なことは撮影された場所と正確な時間です、幸いデジカメはExifという撮影時のデータを画像と一緒に記録します。しかしカメラの最初の設定で入力した日付と時刻が不正確ではもったいないです。月に一度は時刻を1秒まで正確に合わせましょう。写真を写真投稿サイト等に投稿しておくとネットワークの良いところですが収集まとめてくれる方がいます。http://www.flickr.com/photos/mikaest/8270874695/この流星も関東各地で撮影され報告がたくさん寄せられています。  
タグ :流星


Posted by studiolala at 11:34Comments(0)天文

2012年12月14日

双子座流星2012

12日13日14日の三夜、流星撮影カメラを設置。天球の半分(北天)をカバーするF2.8のレンズでISO1250 2.5分露出を宵から未明まで繰り返す。この条件では1等級以下の明るい流星を捉えることができる。約30個を撮影したが期待した火球(-6~-11等級)は飛ばず残念!2012.12.1401h31m~33.5mいわゆるロボット撮影でタイムラプス撮影に使われる手法です。しかし寒気の中ではレンズにはヒーター、カメラボディーは防水カバーと外部電源を取り付け、それなりに大げさになる。操作する本人は雨が降らない限り夕方スイッチを入れ翌朝回収するだけでお手軽と言えばお手軽です。  


Posted by studiolala at 14:12Comments(0)天文

2012年11月23日

薪ストーブ取り付け

家丸ごと暖房をしようと薪ストーブを購入!

ネット通販購入、一人できた配達ドライバーさんが荷降ろしの時なんかもじもじ・・・
110Kgあるので手伝ってほしいとのこと台車でころころ無事玄関まえに到着。
その後設置場所の工事を昨日終えたが据え付けは100%人力、連休だけど生憎の雨出かけるはずも無いだろうと、先輩後輩同級生に電話をかけて集合!よいっしょと設置完了!準備してあった煙突につないで・・いざ初点火!どうしたことか本体の吸気口や煙突の隙間から煙がもくもくたちこめる騒ぎに慌てて換気扇を回しても追いつかず窓全開!近所から消防に通報するのでは?と冷や汗もの・・・ほどなく本体や煙突が正常燃焼温度になっておさまったぁ~薪ストーブ試点火の時は中の耐火煉瓦他の水分が抜け副燃焼室が温まるまでは注意・注意 家ごと燻製になります。
しかし暖房能力は想像以上です!  


Posted by studiolala at 16:56Comments(0)あれこれ

2012年09月02日

松崎の星空

8月26日のファーストライトには天文ファン他マスコミも少々集まってくれました。下の写真を見てください空がどんなに綺麗なのか!説明するより観ていただくのが一番です。はくちょう座の一等星デネブの横に広がる北アメリカの形をしたガスの姿は150mmの望遠レンズを付けたデジカメの画像です。機材よりも街灯りの無い綺麗な夜空が好結果につながります。  
タグ :星空天文台


Posted by studiolala at 10:31Comments(0)天文写真撮影

2012年08月24日

ファーストライト

2012.8.26 16:00~主砲のファーストライトを行います。
誰でも見学可。http://www.studiolala.jp/terano_ob.html  


Posted by studiolala at 19:14Comments(0)天文

2012年08月22日

プライベート天文台

大人の夏休みの工作に取り組んでいた、天体望遠鏡ドームが完成!伊豆松崎町岩科地区の縄文遺跡の残る高台で夜空の暗さ(星の美しさ)は抜群です。今はテスト撮影や機械の調整、ドームの雨漏りチェックなど結構忙しい。赤道儀に載せる主砲は20cm15cm反射ほか10cm7cmED屈折鏡でスタートします。これ以上エスカレートしなければいいのだが・・・・大きな鏡(高性能)を生かせる空気が澄んで揺らぎの少ない場所ってなかなか無いし。テスト撮影画像を観て評価ください。M51(系外銀河)、散開星団hχ(銀河系)、はくちょう座中央の星雲(銀河系)、網状星雲(超新星爆発の残骸)、NGC253(系外銀河)、干潟・三裂星雲(銀河系)、M31(お隣の銀河系)  


Posted by studiolala at 15:18Comments(0)天文

2012年06月17日

スターハンター

少し古いですが、オーストラリアのJohn Seachさんが先月5月19日(世界時)にへびつかい座の丸印の中に10.5等星の新星を発見した。標準レンズ(50mm)を付けた普通のデジカメを使用したそうです。私も発見される18時間前に同じ条件で撮影しており、その時の一枚です。私の撮像には新星は無くその後に増光したようです。わずかな差でした!七夕も近くなり織姫(琴座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)おまけでいて座の天の川を楽しんでください。ちなみに今年の七夕(新暦7月7日)は満月の2日後で晴れても天の川は見えないでしょう。  


Posted by studiolala at 18:10Comments(0)天文