2013年10月25日

宇宙のフェラーリ衛星GOCE(ゴーチェ)の落下

4年半運用を続けたGOCE(ゴーチェ)衛星は11月11日午前9時頃にインド洋から南極の範囲で再突入し運用を終えました。

Close to 01:00 CET on Monday, ESA’s GOCE satellite reentered Earth’s atmosphere on a descending orbit pass that extended across Siberia, the western Pacific Ocean, the eastern Indian Ocean and Antarctica.
燃え尽きずに地上まで到達した部品は南極からフォークランド諸島近海に落下したようだ。幸運にも地上から撮影した画像がTwitterに投稿されています。http://blogs.esa.int/rocketscience/2013/11/11/goce-burning-last-orbital-view/

欧州宇宙機関(ESA)が2009年3月17日に打ち上げたGOCE(ゴーチェ)科学衛星が運用を終えて2013年10月末から11月上旬に大気圏高度まで落下し摩擦で分解燃焼(プラズマ)するが一部が燃え尽きずに地上まで到達する。  人に当たる確立は雷に当たるより低いとのこと。

その姿から宇宙のフェラーリとの異名を持つ、運用高度235kmと極めて低くこの高度では薄い大気がまだ存在し地球を回る間に摩擦でじわじわと高度が落ちてくる。高度を維持するために矢のような形と羽根で姿勢制御と摩擦を少なくしている。更に「はやぶさ」と同じキセノンガスを燃料とするイオンエンジンを常時ふかして高度を維持する特異な衛星だったが、いよいよキセノンガスが底を尽いて落下を止められなくなった。
難しいのだが観測の目的は極めて正確に地球の重力を測ることにより地球の凸凹が測れるらしい。2011年3月11日に日本を襲った巨大地震の際には地球を伝わる波を捉えることに成功している。⇒http://www.esa.int/Our_Activities/Observing_the_Earth/GOCE/GOCE_the_first_seismometer_in_orbit

衛星の再突入落下は次の動画がイメージしやすい⇒http://www.youtube.com/watch?v=KCgwiFGngn0
もともとの速度が人口衛星であり流星のような速度ではなくISSの飛行速度と思えばよい。
最後に落下消滅前までの地上トラッキングは次のサイトで確認できる⇒http://www.n2yo.com/?s=34602  

Posted by studiolala at 15:01Comments(0)GEO(ジオ)

2013年06月30日

Google Earthのイメージから発見された隕石クレーター

Kamil Crater(26.087778E, 22.018333N)はスーダン国境に近い南部のエジプトにある。ミラノの自然史博物館の元館長、Vincenzo de MicheleがGoogle Earthを使って2009年に発見した。写真のように噴出物線が残っており、クレーターは、わずか数千年の新しいものと推定される。
View Larger Map2009年2月遠征の結果を2010年に発表しました。http://www.mna.it/hosts/Kamil/field_act.htm直径1.3メートルの鉄隕石によって作成された衝突クレーターは直径45メートル、深さ16メートル。5,000以上のニッケル鉄隕石の破片は合計1.7トンで、最大の破片は83キロ。
梅雨のこの時期Google Earthの低高度ビューでクレーター探しは如何でしょう。  

Posted by studiolala at 17:20Comments(0)GEO(ジオ)

2013年05月11日

断層の露頭が気になって

下田市と南伊豆町の境に近い海岸線に盥岬歩道があり、此処に気になる地層露頭が有る。伊豆半島はこの春に国内ジオパークに認定されざっくり観光資源と注目しているが。それとは別に小生が単になぜ?とずっと以前から気になっていた場所だ。伊豆新聞に小山真人(静大)教授の「伊豆の台地の物語」連載が始まったことも有り2011年3月に撮影もしておいた場所なのだが注目されていない。高さ約15mの鏡面壁は地層萌えには(@_@;)と思うのですが。新聞の連載が進んで下田・南伊豆エリアに登場するかと待っていたが・・田牛の龍宮窟から弓ヶ浜に飛んでしまいがっかりした記憶がある。先生も伊豆の山中はくまなく巡られたそうだが松崎や南伊豆の海岸線には不踏地が在るとのこと納得です。そこで地質屋さんの巡検記録や断層マップやらいろいろ調べたが登場しません???見識ある方の見解を是非聞きたく思っております。コメント下記におよせ下さい。そこでとりあえず下の写真をみて皆様で判断しようではありませんか!地質図を見ると此処に地質の境目があり不整合と一致する。断層?は古いほうの地層だ。私見をあえて述べさせていただくと繰り返す縞模様状の摩擦痕がポイントと思っています。断層には違いないが太古のプレートスロースリップが露頭となっているのでは!です。潮汐による風化浸食が進まないうちに調べていただきたい場所です。
下田高校の有志是非研究対象にして文部科学大臣賞をゲットして下さい!!!例によって更に精細な画像がhttp://www.panoramio.com/photo/90115180にアップしてあります。一枚一枚ダウンロードに時間が掛りますが数ミリサイズまで解像した部分もあります。  

Posted by studiolala at 20:57Comments(0)GEO(ジオ)

2013年04月11日

Virtual geo tour

松崎町雲見でランドマークといえば烏帽子山で、まさにエボシのように切り立つ岩山だ。
伊豆マイクロプレートに潜り込んだフィリピン海プレートがマントルで溶けてマグマとなり火山にマグマを供給噴火をしていた頃の地中の火道ないしマグマ溜まりが冷えて固まった後隆起浸食を受けて残った姿です。海側から眺めると隣の千貫門と並んで柱状節理の美しい姿が特徴的です。

また標高162mの烏帽子山(えぼしやま)に鎮座する雲見浅間神社(くもみせんげんじんじゃ)は磐長姫尊(いわながひめのみこと)を祀る神社で中腹に2箇所の拝殿があり、山頂の直ぐ下に本殿がある。祭神のこの磐長姫尊は、富士山および富士山本宮浅間大社の祭神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉であり、大山祗命(おおやまつみのみこと)の娘である。妹の木花開耶姫命は絶世の美女だが姉の磐長姫尊は容姿が醜かった。天孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が、葦原中国(あしはらのなかつくに、日本のこと)に降臨して木花開耶姫命に一目惚れしてしまった、親の大山祗命は姉の磐長姫尊も共に姉妹を妃として差し出したが天孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)は姉を疎んじて大山祗命の許へ返してしまい、悲しんだ磐長姫尊(いわながひめのみこと)は雲見に隠れ住み、仲良しだった姉妹も互いに憎み合うようになってしまったという。本居宣長の『古事記伝』には、「美人の妹(富士山)に嫉妬した醜女の姉(烏帽子山)が雲見に逃れて小さな岩山に祀られ、優しい妹は姉を心配して背伸びをして捜したのでますます背が高く美しくなった」との伝説が記されている。
この烏帽子山へ参拝に登るには一点注意が有る(片道約20分)途中、眺望が素晴らしいポイントでつい美しい富士山を褒めてはいけない富士山を誉め賛えると嫉妬した姉に振り落とされ命を落とします。
お決まりの高精細画像がアップ→http://www.panoramio.com/photo/88643638してあります。1番から順にたどると安全なバーチャル参拝ができます。  

Posted by studiolala at 14:21Comments(0)GEO(ジオ)写真撮影

2013年01月21日

堂ヶ島にこんな橋を架けたら

画像オーナー: Antonio Iodice http://www.panoramio.com/photo_explorer#user=2308713&with_photo_id=17051921&order=date_desc
引用した写真はイタリア・ナポリのGaiola橋 島には呪われた別荘が一軒建っているそうです。島にはかつてビーナスの神殿と周辺の古代ローマの遺跡に始まり、その後時代ははっきりしないがヴィラが建設された。地元の人々から呪われた場所といわれる所以は別荘の所有者が殺害された時、1920年代に始まったと言われています。後の所有者が重い個人やビジネスの損失に直面自殺したり、いくつかの予期せぬ災害にあったからです。2002年に島周辺約42ヘクタールが保護エリアとなり、Gaiolaアンダーウォーターパークと呼ばれている。イタリア旅行に行ったら買い物ばかりでなくこんな所も是非訪ねたい。http://www.travelhunch.com/2012/11/discover-a-well-kept-italian-secret-the-islands-of-gaiola-4383/  

Posted by studiolala at 16:55Comments(0)あれこれGEO(ジオ)