2014年02月28日
2014年10月20日JSTに彗星が火星に最接近Near Miss with Mars!
サイディング・スプリング彗星C/2013 A1 Siding Springは、2013年1月3日にサイディング・スプリング天文台で発見された。発見当初まだ軌道要素の不確かさが大きい時だが2014年10月19日(UT)に火星に衝突する可能性があると話題になった。地球・火星軌道面の南半球側から接近するため日本からの観測条件は悪く南中時刻にも南の低空になる。昨年暮れに何とか撮影したがその後は条件が更に悪く年が明けてからは撮影できなかった。


最近までの観測結果によれば、サイディング・スプリング彗星はもっとも遠い場合で火星から約29万8000km (0.00199AU) のところを通過すると考えられている。しかし、もっと接近する可能性もあり、最小距離は火星の中心から8800km (0.000059AU) である。これは、火星表面からわずか5400kmのところを通過することを意味している。もっとも最適な値では、最接近距離はわずか約11万4000km (0.00076AU) であると考えられている。最接近の想定では火星の衛星フォボス・ダイモスの内側だ。NASAは火星地表探査車のカメラを彗星に向ける計画もあるようだ。また昨年秋に火星周回軌道に向けて打ち上げられた探査機2機(米国MAVENと印度Mangalyaan)がこの頃に到着することになっており凄い画像が送られてくるかもしれない。
NASAの探査機によるサイディング・スプリング彗星観測ミッションサイト⇒http://mars.nasa.gov/comets/sidingspring/
CG動画http://www.youtube.com/watch?v=eoXfKeJurl4



最近までの観測結果によれば、サイディング・スプリング彗星はもっとも遠い場合で火星から約29万8000km (0.00199AU) のところを通過すると考えられている。しかし、もっと接近する可能性もあり、最小距離は火星の中心から8800km (0.000059AU) である。これは、火星表面からわずか5400kmのところを通過することを意味している。もっとも最適な値では、最接近距離はわずか約11万4000km (0.00076AU) であると考えられている。最接近の想定では火星の衛星フォボス・ダイモスの内側だ。NASAは火星地表探査車のカメラを彗星に向ける計画もあるようだ。また昨年秋に火星周回軌道に向けて打ち上げられた探査機2機(米国MAVENと印度Mangalyaan)がこの頃に到着することになっており凄い画像が送られてくるかもしれない。
NASAの探査機によるサイディング・スプリング彗星観測ミッションサイト⇒http://mars.nasa.gov/comets/sidingspring/
CG動画http://www.youtube.com/watch?v=eoXfKeJurl4