2013年01月22日
小型惑星探査機
ホイヘンス・プローブを覚えていますか?NASAの土星探査機カッシーニに積み込まれた欧州宇宙機関(ESA)の小型惑星探査機で土星の衛星タイタンに着陸成功した。この時の画像が動画化して公開された。http://youtu.be/HtYDPj6eFLc
2004年に土星探査機カッシーニは土星の周回軌道を回りながら沢山の美しい画像を送ってきたが続いてホイヘンス・プローブがカッシーニ本体から分離され、2005年1月14日、衛星タイタンへ突入してパラシュート着陸に成功した。土星最大の衛星で、その直径は約5151km。惑星である水星よりも大きい。かつては太陽系内にある衛星の中で1番大きいと考えられていたが、最近では木星の衛星であるガニメデに次ぐ大きさだと考えられている。その大きさゆえに8等級と比較的明るく、比較的小型の望遠鏡でも土星の傍にあるのが確認できます。可視光では黄色っぽい色相でタイタンの大気の98パーセントは窒素、残りはほとんどメタン。上層大気まで昇ると、太陽光により反応し、重い有機分子(プロパン、エタン、アセチレン、シアン化水素など)がつくられ、タイタンをオレンジ色に見せています。厚い大気と雲によって地表を見ることは出来ないが軌道に投入されたカッシーニ探査機からのレーダー測定、可視光と赤外線マッピング分光計による擬似カラー画像が撮影され、初めて分厚い大気の下の地形の画像が得られた。その結果、タイタンの地表にはほとんどクレーターが無く、レーダーに黒く映る海らしきものが発見された。
ホイヘンス・プローブ突入機の目的はタイタン大気の測定だったので、大気圏通過中に観測機器が動作することに主眼を置いていました。ホイヘンス突入機が打ち上げられた当時、タイタンの地表は液体メタンの海や湖のようなもので覆われていると考えられていたので、着陸機能があっても沈んでしまい使いものにならないだろうと思われていたのですが、念のため、地表で数秒あるいは数分でも耐えられた場合の備えもしておきました。液体でもなく、しかも硬すぎない場所に突入機が着陸したのは、予想外で、それは嬉しい誤算、無事地表に着陸したのちも約3時間観測機器は稼働し続け、取得した観測データは、カッシーニを介して地球へ送信され、鮮明な地表の写真やタイタンに吹く風の音が公開されたのです。着陸点は「ぬかるみ」のような場所であったという。着陸時の衝撃が弱かったことや、カメラに泥のようなものが付着しているのが理由としている。地表の画像は泥混じりのシャーベットに浮ぶ氷とみられている。



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Posted by studiolala at 11:22│Comments(0)
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