2013年04月11日

Virtual geo tour

松崎町雲見でランドマークといえば烏帽子山で、まさにエボシのように切り立つ岩山だ。
伊豆マイクロプレートに潜り込んだフィリピン海プレートがマントルで溶けてマグマとなり火山にマグマを供給噴火をしていた頃の地中の火道ないしマグマ溜まりが冷えて固まった後隆起浸食を受けて残った姿です。海側から眺めると隣の千貫門と並んで柱状節理の美しい姿が特徴的です。Virtual geo tour

また標高162mの烏帽子山(えぼしやま)に鎮座する雲見浅間神社(くもみせんげんじんじゃ)は磐長姫尊(いわながひめのみこと)を祀る神社で中腹に2箇所の拝殿があり、山頂の直ぐ下に本殿がある。祭神のこの磐長姫尊は、富士山および富士山本宮浅間大社の祭神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉であり、大山祗命(おおやまつみのみこと)の娘である。妹の木花開耶姫命は絶世の美女だが姉の磐長姫尊は容姿が醜かった。天孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が、葦原中国(あしはらのなかつくに、日本のこと)に降臨して木花開耶姫命に一目惚れしてしまった、親の大山祗命は姉の磐長姫尊も共に姉妹を妃として差し出したが天孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)は姉を疎んじて大山祗命の許へ返してしまい、悲しんだ磐長姫尊(いわながひめのみこと)は雲見に隠れ住み、仲良しだった姉妹も互いに憎み合うようになってしまったという。本居宣長の『古事記伝』には、「美人の妹(富士山)に嫉妬した醜女の姉(烏帽子山)が雲見に逃れて小さな岩山に祀られ、優しい妹は姉を心配して背伸びをして捜したのでますます背が高く美しくなった」との伝説が記されている。
この烏帽子山へ参拝に登るには一点注意が有る(片道約20分)途中、眺望が素晴らしいポイントでつい美しい富士山を褒めてはいけない富士山を誉め賛えると嫉妬した姉に振り落とされ命を落とします。
お決まりの高精細画像がアップ→http://www.panoramio.com/photo/88643638してあります。1番から順にたどると安全なバーチャル参拝ができます。Virtual geo tour

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